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Channel: ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)
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釣りに行けるのが一番の幸せ

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医療に携わる仕事についていると、しらずしらず肌に浸み込むように自分や家族を犠牲にして夢中になって励むことがあります。何度子供たちとの約束を破ったことでしょう、今頃になって、家族を犠牲にしていた恨みなどをカミさんに聞かされております。いま、息子から山形に帰省していた孫が新年度の授業に間に合うように札幌に帰るという電話が入りました。娘は、カミさんの買い物に付き合う為、車で迎えにきました。子供たちは、私を反面教師にして育ちました。

若い頃は、休日にも、趣味や娯楽に興じるのが気が引けました。家族との約束や、釣り会の参加も、二の次にしておりました。基礎医学で研究にいそしんでいるにしろ臨床で髪を振り乱して飛び回っていたにしろ、親御さんから子女を預かる医育機関に勤めるにしろ、突然思いがけない種々の問題が起こってきました。いまのように、定時に始まって定時に終わる仕事ではありませんでした。

ず~と、自分にも周りのものにも、言い続けてきた言葉は、命が一番大事。授業中に、てんかん発作を起こした学生がいると、救急車に一緒に飛び乗っておりました。残された学生達は心得ておりました。釣り会でも、釣りバスを救急車に仕立てて、地域のしかるべき病院に向かっておりました。

医療人としての血が騒ぐと、自分を捨ててしまうものが、自分の為に釣りをする、果たして出来るのだろうか?と意識過剰気味に考えております。一方、持病を抱えている身ゆえに、釣り場で自分もいつ体調を壊すやら、皆に迷惑をかけるかもしれぬと考えてもおります。釣りに行けるのが一番の幸せ。ありのままに、なるようになると、言い聞かせて、今年も気心の通じ合う仲間と釣りを楽しみます。宜しくお願いしますね。



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