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Channel: ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)
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両天秤を曲げる

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遠浅の噴火湾ですが、所々に飛び根があります。岸は砂地なのに結構根がかりがきつい釣り場が続きます。流れも早く、満潮時には大きなゴミの塊を連れて岸に屏風のように波が込んできます。地図で見ると大きな湾洞になっていますが、太平洋のうねりは音を立てて襲ってきます。干満の差異が場所に依って大きく現れます。落部川のような大きな川口では干潮で出て行っても潮込みの始まる前に岸に戻ってこないと、あっと言う間に波にさらわれ、生命に関わることになりますのでライフジャケットは必携です。

波が入れ換わる時に根がないと魚は来ない、居ない、結局ボーズということになります。そのような噴火湾の淋しい悲しい思い出は、数多く経験しています。ある日、八雲山越の水産加工場の裏手から、カジカを求めて野田追川の方角に、京都から転勤してきた一人の釣りキチと釣り歩きました。3km以上歩いたでしょうか、行けども行けどもあたりなし、そのうちに竿先に雪が積もり始めました。

根がかりをするところは宝の山です。仕掛けに藻やコンブがついているとオンの字です。遠浅の海では、底を這わせる仕掛が主流になります。写真の天秤を良く見て下さい。足の向きが横に広がっていないで、後ろ前になっています。これは先日F谷さんから習った絡まない工夫です。横に張っただけの天秤では魚が着くと一方のゴロ針と絡んで解くのに手間がかかります。手返しよく釣りましょう。

前方のがん玉中通しゴロ針仕掛けもネットゴロ仕掛けよりも絡みが少なくて済みます。これは、広尾の釣り人の仕掛けを真似たものです。根がかりしにくいので、なかなか無くならない仕掛けです。太めのステンレス線を使えるのはがん玉もビーズ玉も大きな穴が開いているからで、100円ショップや手芸店で穴の大きな玉を見つけるのがキモです。今日の朝刊に出ていましたが、交通事故防止のテープなどの蛍光テープなど種々貼ってありますが、目立つようにとの配慮です。釣れるかどうかは別にして、いろいろと努力しています。

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